週報は、書くだけだと眠ってしまう
週報を書いていると、そのときの自分の状態が残ります。
何に困っていたのか。
何ができるようになったのか。
どこで止まっていたのか。
どんなことを考えていたのか。
ただ、週報は書いたあとに見返さないことも多いです。
せっかく毎週書いているのに、ただ保存されているだけになってしまう。
これは少しもったいないです。
そこで、半年分の週報を NotebookLM に入れて振り返ってみました。
NotebookLMとは何か
NotebookLMは、Googleが提供しているAIノートツールです。
自分でアップロードした資料やドキュメントをもとに、要約や質問応答をしてくれます。
公式ヘルプでも、ソースを追加して、その内容をもとにノートブック上で質問や整理ができるサービスとして説明されています。
参考: NotebookLM Help
ChatGPTやGeminiのように広く質問するというより、自分が入れた資料をもとに振り返る使い方と相性が良いです。
半年分の週報を入れてみた
今回入れたのは、半年分の週報です。
毎週書いていると、1本1本は短くても、半年分になるとそれなりの量になります。
普通に読み返すのは少し大変です。
そこでNotebookLMに入れて、次のような質問をしてみました。
半年分の週報を読んで、
1. 繰り返し出ている課題
2. 成長している点
3. 仕事の進め方で変化した点
4. 今後意識するとよさそうなこと
を整理してください。
これが思ったより良かったです。
自分では忘れていた悩みや、何度も出ている課題が見えてきました。
繰り返し出てくる悩みが分かる
週報を1本ずつ読んでいると、その週の出来事として見てしまいます。
ですが、まとめて読むと、繰り返し出ている悩みが見えます。
たとえば、
- 要件整理で止まりやすい
- 仕様の確認に時間がかかる
- レビュー前の確認が甘い
- 文章化すると進みやすい
- AIを使うと整理が速くなる
のような傾向です。
これは、単発の反省では見えにくいです。
半年分をまとめることで、自分のパターンとして見えるようになります。
考えるために、まず書く。設計が進まないときの思考整理 と同じで、記録を外に出しておくと、あとから自分を客観視しやすくなります。
成長も見えやすくなる
週報を振り返ると、課題だけでなく成長も見えます。
そのときは必死で気づいていなくても、半年単位で見ると変化があります。
- 以前より設計の言語化が増えた
- PRで意図を書くようになった
- AIの使い方が安定してきた
- 振り返りの粒度が細かくなった
- チームに共有する意識が増えた
こういう変化は、日々の中では見落としやすいです。
プルリクを定期的に見返すと、自分の成長が見えてくる と同じで、過去の記録を見返すと、自分の変化が見えます。
NotebookLMに聞くときの質問例
NotebookLMに週報を入れたら、質問を工夫すると振り返りやすいです。
自分なら、次のように聞きます。
半年分の週報をもとに、
繰り返し出ている課題を5つ挙げてください。
それぞれについて、該当する週報の内容も要約してください。
この半年で成長している点を整理してください。
できれば、最初の頃と後半で変化が分かるようにしてください。
今後3か月で意識するとよさそうな改善テーマを、
優先順位つきで出してください。
ポイントは、ただ「要約して」と聞かないことです。
何を見たいのかを指定すると、振り返りの質が上がります。
AIに質問する前に、AIが理解しやすい文章へ直す と同じで、AIに何を見てほしいかを明確にしたほうがよいです。
注意点もある
NotebookLMは役立ちますが、注意点もあります。
- 元の週報が雑だと、分析も浅くなる
- 個人情報や機密情報の扱いに注意する
- AIのまとめをそのまま信じすぎない
- 最後は自分の実感と照らし合わせる
特に業務週報を入れる場合は、会社のルールを確認する必要があります。
AIに読ませてよい情報かどうかは、必ず確認したいです。
私の生成AI活用法。まず壁打ちして、最後は自分で決める と同じで、AIは判断材料を増やすために使い、最後は自分で決めます。
明日からできること
まずは半年分でなくてもよいと思います。
- 直近1か月分の週報を集める
- NotebookLMに入れる
- 繰り返し出ている課題を聞く
- 成長している点を聞く
- 次の1か月で意識することを3つに絞る
これだけでも、週報の価値は変わります。
まとめ
週報は、書くだけでは眠ってしまいます。
NotebookLMに入れて振り返ると、繰り返し出ている課題や、自分の成長が見えやすくなります。
大事なのは、記録を残すことと、あとから読み返せる形にすることです。
週報を未来の自分への材料として使うために、定期的に振り返る仕組みを作っていきたいです。