集中力をぶらさないタスク管理アプリを3時間で作った

集中力をぶらさないタスク管理アプリを3時間で作ったの説明画像

タスク管理をしても、集中できるとは限らない

普段からタスク管理アプリは使っています。

やることを整理できると、頭の中は少し軽くなります。ですが、実際に一つ一つの仕事へ集中できるかは別問題です。

タスクは並んでいる。
優先順位も分かっている。
でも、いざ作業を始めると別のことが気になってしまう。

こういうことがよくあります。

自分の場合、タスク管理で本当に欲しかったのは、一覧をきれいにすることではなく、「今この1つをやる」という状態を作ることでした。

そこで、ブラウザで使えるシンプルなタスク管理アプリを作ってみました。

作ったものはこちらです。

taskspector

作ったアプリはシンプル

taskspector は、ログインなしで使えるシンプルなタスク管理アプリです。

主に意識したのは、次の3つです。

  • 今やるタスクを1つに絞る
  • 作業時間を見えるようにする
  • 余計な機能を増やしすぎない

タスク管理アプリは高機能なものも多いです。

ですが、自分が欲しかったのは、プロジェクト管理というより、作業中の集中を支える道具でした。

だから、機能を増やすよりも「迷わず使えること」を優先しました。

時間が見えると、作業への向き合い方が変わる

今回こだわったのは、時間を見えるようにすることです。

タスクを始めるときにスタートし、終わったら止める。

これだけですが、作業中の感覚が少し変わります。

時間が見えると、

  • だらだら始めにくい
  • 途中で脱線したことに気づきやすい
  • どの作業に時間がかかったか分かる
  • 次回の見積もりに使える

ようになります。

「時間に追われる」というより、「自分がどのくらい時間を使っているかを見る」という感覚です。

これは やる気に頼らず生産性を上げる にも近いです。気合いで集中するのではなく、集中しやすい形を先に作ることが大事だと思っています。

AIを使うと、小さな個人開発は始めやすい

このアプリは、短時間で作れました。

使った技術は、Ruby on Rails と JavaScript です。

もちろん、AIがすべて勝手に作ってくれたわけではありません。

自分で決めたのは、

  • どんな課題を解きたいか
  • どこまでを最初の機能にするか
  • どんな操作感にしたいか
  • 余計な機能を入れないこと

です。

AIには、実装の壁打ちやコードのたたき台作成を手伝ってもらいました。

私の生成AI活用法。まず壁打ちして、最後は自分で決める にもつながりますが、AIは速度を上げる相棒になります。

ただし、何を作るかを決めるのは人間側です。

個人開発で大事なのは、自分が本当に使うか

個人開発では、すごい機能を作ることより、自分が本当に使うかどうかが大事だと思っています。

今回も、最初から大きなサービスを作ろうとはしていません。

自分が日々の作業で困っていることを、少しだけ楽にする。

それくらいのサイズ感のほうが、作り切りやすいですし、改善も続けやすいです。

実際に自分で使うと、

  • このボタンは押しにくい
  • ここに時間が見えたほうがよい
  • タスクの並びはもっと単純でよい
  • 入力欄はこの位置がよい

という細かい不満が出てきます。

この不満が出ること自体に意味があります。

公開して、自分で使って、直す。

この流れができると、個人開発は少しずつ資産になります。

1人1サーバーのすゝめ でも書いたように、作ったものを置いて使い続ける場所があると、AIで作ったものがその場限りで終わりにくくなります。

作る前に決めておきたいこと

小さなアプリでも、作る前に決めておくとよいことがあります。

誰のためか:
自分の毎日の作業を助けるため

何を解決するか:
タスク一覧はあるのに、作業中の集中がぶれること

最初に作る機能:
タスク登録、開始、停止、時間表示

作らない機能:
ログイン、共有、詳細な分析、通知

作らないものを決めると、開発が進めやすくなります。

「良いだろう」で書いた実装は、レビューでだいたい指摘される と同じで、実装前に意図を置いておくと、判断がぶれにくくなります。

明日からできること

個人開発を始めるなら、まずは小さくてよいと思います。

  1. 自分が毎日少し困っていることを書く
  2. 解決したいことを1つに絞る
  3. 最初に作る機能を3つまでにする
  4. AIに実装案を出してもらう
  5. 自分で使って不満をメモする

大きなサービスを作る前に、自分用の小さな道具を作るだけでも学びはあります。

まとめ

タスク管理アプリを作ってみて感じたのは、集中力は気合いだけでは守りにくいということです。

今やることを1つに絞る。
時間を見えるようにする。
余計な機能を増やしすぎない。

このくらいでも、自分の作業への向き合い方は少し変わります。

AIのおかげで小さな個人開発は始めやすくなりました。

あとは、自分が本当に使うものを作り、使いながら直していきたいです。

この記事をシェア