やる気は大事だが、あてにしすぎると危ない
「今日はやる気が出ない」
仕事をしていると、こういう日はあります。
自分もあります。
根性で乗り切れる日もありますが、毎回それに頼るのはしんどいです。
生産性を上げるというと、気合いや集中力の話になりがちです。ですが、最近は気持ちより仕組みを整えたほうが安定するのではないかと思っています。
やる気がある日だけ進むのではなく、やる気が薄い日でも最低限進む状態を作る。
そのほうが、長く続けやすいです。
始める条件を決めておく
一番つらいのは、始めるまでです。
始めてしまえば進むことも多いのに、着手までに時間がかかります。
なので、自分は「始める条件」を決めるのがよさそうだと思っています。
たとえば、
朝コーヒーを置いたら、まず今日のタスクを開く
Slackを開く前に、昨日の続きのファイルを開く
昼休み明けに、ToDoリストを見直す
このように、すでにある行動に次の行動をくっつけます。
やる気が出たら始める、ではなく、条件が来たら始める。
それだけで少し楽になります。
ToDoリストを見なくなるなら、タスクスケジューラで強制的に開く も同じ考え方です。見る意志ではなく、見る仕組みに寄せています。
作業を小さくする
やる気が出ないときほど、タスクが大きく見えます。
「ブログを書く」
「機能を作る」
「資料を作る」
この粒度だと、始めるのが重いです。
なので、最初の一歩を小さくします。
ブログを書く
-> 見出しを3つ書く
-> 冒頭だけ書く
-> 関連記事を2本探す
機能を作る
-> 関連ファイルを探す
-> TODOコメントを書く
-> テストケースを1つ書く
作業を小さくすると、やる気がなくても始めやすくなります。
考えるために、まず書く。設計が進まないときの思考整理 と同じで、まず外に出すと前に進みやすいです。
環境で集中を守る
集中力も、気持ちだけでは守りにくいです。
通知が鳴る。
ブラウザのタブが多い。
スマホが見える。
Slackが気になる。
これらがあると、集中は削られます。
なので、集中したいときは環境側を変えるのがよさそうです。
- 通知を切る
- 作業に関係ないタブを閉じる
- スマホを手の届かない場所に置く
- 25分だけ作業する
- 今やるタスクを1つだけ表示する
集中力をぶらさないタスク管理アプリを3時間で作った でも書いたように、今やることを見える状態にすると、余計な迷いが減ります。
締め切りを自分で作る
パーキンソンの法則という考え方があります。
仕事は、与えられた時間を使い切るように膨らむ、というものです。
たしかに、期限が長いとつい後回しになります。
なので、自分で小さな締め切りを作ると進めやすいです。
10:00までに見出しだけ作る
11:00までにPR説明を書く
15分で関連ファイルを探す
25分だけテストを書く
ポイントは、完璧に終わらせる締め切りではなく、前に進めるための締め切りにすることです。
記録すると、自分の波が見える
やる気に頼らないためには、自分の波を知ることも役立ちます。
いつ集中しやすいのか。
どの作業で止まりやすいのか。
どんな条件だと進むのか。
これを少し記録しておくと、自分の扱い方が見えてきます。
今日進んだこと:
- 午前中に実装が進んだ
止まったこと:
- 仕様が曖昧で手が止まった
次に試すこと:
- 作業前に完了条件を書く
NotebookLMに半年分の週報を入れて、振り返りの質を上げる のように、記録はあとから自分の傾向を見つける材料になります。
明日からできること
まずは、やる気に頼らない仕組みを1つだけ作るのがよさそうです。
- 始める条件を1つ決める
- 作業を15分で終わる単位にする
- 通知を切る時間を作る
- 今日進んだことを1行だけ記録する
- うまくいった条件を残す
小さくてよいです。
続けられる仕組みにすることを意識したいです。
まとめ
やる気は必要です。
ですが、やる気だけに頼ると安定しません。
始める条件を決める。
作業を小さくする。
環境で集中を守る。
自分で締め切りを作る。
記録して自分の傾向を見る。
こういう仕組みを少しずつ置いておくと、気分に左右されにくくなります。
淡々と進めるために、まずは小さな仕組みを一つ作ってみたいです。